2013年6月 4日 (火)

邦画を見直す

ここのところ三国連太郎を見ている。
「飢餓海峡」は何度も見たし、正統派の役どころなので今回は見ていないが、「金環食」を久しぶりに見、「復讐するはわれにあり」を初めて見た。容貌は三船敏郎に近い線だが、金環食の打算的な与党政治家役、復讐の世俗的で場当たり的なクリスチャンの父親役など、オポチュ二スティックな役をやらせると本当に怪演する。
 しかしその生い立ちはすさまじい。
http://ja.wikipedia.org/wiki/三國連太郎
まだまだ見なければいけない作品が並んでいる。

2012年8月28日 (火)

史上最大の作戦 The Longest Day

まじめに最初から最後まで観たのは初めてです。
詳しくはわかりませんが、かなり史実に忠実に描かれているのでしょう。ノルマンディー上陸作戦の攻防が丁寧に描かれている印象です。
ただ、どうして連合軍がノルマンディを選んだのか、連合国側の勝算はどこにあったのか、ドイツの戦力や対応の遅れをどう見るべきか、それがその後ドイツが更に劣勢に立たされるどういう伏線になったのか、などといった視点が欠如しているため、正直、物足りない印象です。
レンタル旧作100円であれば十分見る価値ありです。

2012年5月24日 (木)

SUN

先日Gyaoの無料放送でイッセー尾形主演で終戦時の昭和天皇を描いた映画SUNを観た。その後関心があったので豊下楢彦著「昭和天皇・マッカーサー会見」(岩波現代文庫)を読んだ。
 この本は昭和天皇が戦中/戦後(新憲法発布後も)を通じて超憲法的存在として内政/外交に積極的に関与する姿が描かれている。「象徴天皇」とは異なるイメージで新鮮な内容だった。一度お読みになることをお勧め致します。

2012年5月16日 (水)

Outrage

自分が見た北野作品の中では最低評価です。役者は完璧なんですけど。。。ようはプロットが浅い。このテーマなら、笠原・深作の仁義シリーズ、とりわけ県警対組織暴力には足下にも及びません。ある意味テーマがマンネリするなら、もっと実録化しないとね。自作、脚本がんぱってね。

2011年7月20日 (水)

おとうと

泣ける映画です。確かに。問題は台本かな。

自分的にはこのテンポはスローと思いますがでもまあ許せる範囲です。観客の年齢層にも配慮したいわばNHKナレーションベース。ただスローならもう少し見せ方があると思いました。台本でしょうね、問題は。映画としての論理性・構造性・展開力があまりにありません。日常を描くとしてもお金を撮って短い時間に凝縮してみてもらうなら、台本にもっとお金をかけるべきです。正直寅さんのほうがずっと面白いです。

これと比べると、小津安二郎の東京物語はいわば同じトーンの映画ながら、普遍的な問題提起を投げかけ、また独特の映像美も備えたワールドクラスの傑作です。

2010年10月24日 (日)

東京物語 小津安二郎

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この映画を初めて観ました。

親子の関係、核家族化・高齢化などをテーマにしていますが、私には妻の形見を義理の娘に渡した夫の心情と、戦争未亡人としての今後に不安を抱える義理の娘の心情の交錯がなんともいえない余韻を残す、名作だと思います。同様の問題を抱えていた欧州で評価が高いというのも頷けます。

ローアングル・スクエアというのも良かったですが、尾道の港、汽車、洗濯物、お墓などはじめのうちは単なる挿入かとおもっていたこうしたカットが、物語の進行とともに意味を帯びていく、このあたりの緻密さに唸らされました。

黒澤映画と同様、また眼が肥えてきたときに改めて観てみたいと思います。

2009年10月31日 (土)

レイクサイドマーダーケース

ミステリとして上出来です。私は脚本(とりわけセリフ回し)を重視するのですが、この作品は何度か見直したくなる作品です。それに役者陣。役所広司と薬師丸ひろ子の掛け合いは秀逸です。日本の映画界は健在です。

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写真の方は大きな曲がり角に。。。ゆっくり考えてみたいと思います。。。

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過去ものでも結構です、気に入ったとか、つまらないなどお手数ですが、お気楽にぜひコメント下さい。自分の感性を確認してみたいと思っております。。。。。

2009年9月 5日 (土)

『ゆきゆきて、神軍』

タイトルだけは聞いたことがあったので初めてレンタルしてみました。

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ドキュメンタリー映画として成立しているとして、内容は大変重たいです。その上、主人公の一部の行動は(特に最後の発砲の事実)全く理解できません。戦争責任について考えさせられると同時に、いじめ問題との共通性について思い至ります。

 『仁義なき』シリーズで描かれた人間模様と、この映画で描かれた戦地の実像にも連続性・必然性を感じます。

 深作が中学生に向けて『バトルロワイヤル』を撮ったのはうなずける気がします。『仁義』もこの映画も実録すぎます。

 

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